「オオカミ様の恋煩い」あらすじ・感想

■書籍情報

著者トビワシオ
書名オオカミ様の恋煩い
レーベルdrap COMICS DX
出版社コアマガジン
出版年月日2021/12/09

■あらすじ

お前に惚れたーー

俺のもんになれよ

ヒトと獣人が共存する世界。

オオカミ系獣人の灰音は、

軽視していたはずの存在《ヒト》の奈津央に惚れて、キスをしてしまう。

奈津央を知れば知るほど自分だけのモノにしたくなり、

初めて他人を本気で好きになった灰音は

強引なアプローチを繰り返していきーー!?

裏表紙より

■カップリング

攻:傍若無人なオオカミ獣人・塔夜 灰音

受:無表情で感情の動きが少ないヒト・平 奈津央

■感想

ランクA
いい。いいよ…!すごくイイ…!!

傍若無人・超俺様な攻が、惚れた相手のためならば
我慢もするし、世話も焼く、めちゃくちゃ甘やかす…
この変容ぶりが本当に愛しい!!!
もちろん、都度都度「俺のモノになれ」アピールは忘れない。

そして、今作の攻・灰音が素晴らしいのは、
ただ単に靡かない相手を落としたいという欲求だけではなくて、
オオカミ獣人という性質から、落とした後も
その姿勢を変えないであろうと予測できるところ…
その最たる例が、奈津央をはじめて抱くときに、
奈津央との出会いで彼を傷つけてしまった爪を短くしたところです。
おそらく彼にとっても強さの証である爪を、迷いなく切るのは
奈津央を傷つけたくない灰音の真なる優しさだと感じました。

あと灰音、耳責めが好きなんですけど、これ無意識…?
それとも奈津央が最初に耳を触ってきたことへの仕返し…?
いずれにしても、めちゃくちゃエッチで良いです!!
表情にあまり変化のない奈津央も、灰音のテクで赤面して
慌てたような顔になるのが可愛いので…

その奈津央。
無表情受のよいところは、攻によってその表情が(色んな意味で)崩されるところですね!
感情が常に凪いでいるような奈津央が、灰音のことで胸を痛めたり、
恥じ入るように首まで肌色を赤く染めたり、快楽に喘いだり…
かかかかわいい~~~~!
 

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