「獅子と落ちる恋の話」あらすじ・感想

■書籍情報

著者富塚ミヤコ
書名獅子と落ちる恋の話
レーベルfleur comics
出版社メディアファクトリー
出版年月日2021/11/17

■あらすじ

「お前が好きだ!

 僕の恋人になって欲しい!」

大企業を経営する椿家の次男・央一朗は、

使用人の獅子堂千早に小さい頃から片想いをしている。

しかし、ライオン化する獣人の千早は、

央一朗を「主人」としか見てくれず、

どれだけ告白しても全く振り向いてくれない。

それなら「自立」して千早に認めてもらおうと、

会社に入り、社会人として経験を積もうとするが…。

認めてほしくて頑張る

お坊ちゃまのラブストーリー♡

裏表紙より

■カップリング

ライオン化する使用人 × 絶賛片思い中のお坊ちゃま

単行本帯より

攻:獅子堂 千早

受:椿 央一朗

■感想

ランクA
かわいいお話…!
今回は攻に滾ることなく、
好きな人のために頑張る央一郎をひたすら応援していました。
央一郎が健気で本当にかわいい。

千早への態度こそ大きいけれど、決して権力で好きな男を従えたりするのではなく。
目的がはっきりとしいるから、そのために自分でできうる限りの努力を怠らない。
自分自身の力でなんとか振り向いてもらおうとする姿がなんともいじらしくて
こんなカワイイ受、応援しないわけにはいかなくないですか…?
応援します!!!

お坊ちゃまではあるものの、会社では千早へ見せるような態度は鳴りを潜め、
とにかく自立しなければ、という意識と、
自身の能力不足を認識しているがゆえに、頑張るしかない。
誰かに助けを求めていいんだよ…と思ってしまうくらい。
うう、央一郎…

本作は獣人と人間が存在し、歴史的に獣人は迫害を受ける立場でした。
現代でこそ獣人も人間と(表面上)対等な存在となっているものの、
千早は獣人であることを引け目に感じています。
央一郎は、獣人と人間との歴史をあまり理解していないものの、
幼い頃から千早と過ごしていることで、そのあたりの価値観は非常にフラットです。
ただ、獣人への知識不足ゆえのアクシデントもあるわけなんですが…
央一郎のすごいところは、好きな人に関わることだから、と
その知識不足を補おうとするところです。
そうやって少しずつ成長していく央一郎がとても良かった。
受萌。
 

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