「私の可愛いヴァレット」あらすじ・感想

■書籍情報

著者鳥丸太郎
書名私の可愛いヴァレット
レーベルミケプラスコミックス
出版社道玄坂書房
出版年月日2021/05/08

■あらすじ

私は一人の男としてルカを想っているーー

伯爵・サミュエルは従者である

ルカに思いを寄せている。

毎日愛の言葉をささやくけれど

全く相手にされず、

その上ルカからお見合い相手を

選出されてしまう始末。

どうしたらこの思いは届くのか…。

そのことばかり頭を悩ませていたある日、

使用人達からの助言のもと、

ある行動に出てみたがーーー

裏表紙より

■カップリング

ド直球な伯爵 × ツンデレ従者

単行本帯より

攻:使用人をひたすらに愛する公明(?)正大な伯爵・サミュエル

受:サミュエルに恩義を感じる使用人・ルカ

■感想

ランクA
スーパーダーリン攻はいい…!!!!
自信家で、受への愛情に溢れ、富も力もあり、
けれど力に溺れず、時に受のためにならその身分を捨てる覚悟もある…
惚れないわけ、なくないですか?

本作は、現代ではない時代のとある国でのお話。
階級社会が敷かれ、主人と使用人の恋愛は珍しくはないものの、
決して歓迎されるものではない世界観です。

攻はそんな価値観の世界であっても、使用人である受に堂々と愛をささやき、
それを隠そうともせず(むしろ周りに相談もしつつ)、
真面目に取り合ってもらえずとも一向に怯まない逞しい貴族…
最の高。
スーパーダーリンって、本当にいいものです…!!!!

一方の受は、かつて攻の屋敷で盗みをはたらいた少年で、
その時の攻の粋な計らいに恩義を感じ、一生仕えることを決めた使用人。
本当は攻の愛の言葉にときめきまくってるけれど、
身分差の意識と、攻の幸せとは何か?を自分なりに考えた結果、
使用人としての態度で突き放すしかできない…
い、いじらしい…!!
要約するとツンデレ従者、になってしまうのが悲しい。

一波乱あった末に結ばれる主従を超えた愛が大好きな方にぜひ…!

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