■書籍情報
著者 | 座裏屋蘭丸 |
書名 | コヨーテ Ⅳ |
レーベル | DARIA COMICS |
出版社 | フロンティアワークス |
出版年月日 | 2021/09/20 |
■あらすじ
<人狼>であることを隠しながら暮らすコヨーテと、
マフィアの後継者だが、バーで働くピアニストのマレーネ。
マフィアと人狼の抗争が激化する中、
2人は自らの気持ちを伝え、再び愛し合う。
しかし、マレーネは本家に連れ戻され軟禁状態に。
彼の身を案じるコヨーテは、マレーネを解放できないかと思索するがーー。
裏表紙より
■カップリング
攻:マフィアの後継者であり、バーで働くピアニスト・マレーネ
受:人狼と人間のハーフである青年・コヨーテ
■感想
ランク | B |
コヨーテも4巻ですね…!
自分の理解力が足りないのと、そこまで考察をしようとしない悪癖のせいで
人狼側の思惑やマフィア側の策略をスーーーンとすっ飛ばし、
雰囲気だけ楽しんでいます。
種族間の争いって、もうどうしようもない問題ですよね…
拗れに拗れてしまっているので、もう対話でどうなるという話ではなくなっている。
いまプレイしている某ゲームの主題にもなっているので、
この点については少し考えてしまいました。
被害に遭ったけれど、加害者を恨みこそすれ、スコープを広げて種族を憎んではいけない。
理屈は分かるけれど、果たして自分がそうなったとき、
そんな冷静な判断ができるだろうか…?
マレーネとコヨーテが真実愛し合っている姿を見ているので、
できれば種族を超えて分かりあってほしい、そうできるのが一番、と思います。
分かりあうことは難しいけれど、歩み寄ることができる。
その具体例がマレーネとコヨーテなのだし。
でもマフィアのボスの呪いともいえるあの憎しみは
そんなミクロの世界の愛を見せつけても効かないよねぇと思ってしまう。
彼はそもそも分かり合うことを目的としているわけではないし、
人狼そのものへの復讐が生きる意味になっているので…
マレーネとコヨーテのロミジュリラブももちろん気になるんですが、
人狼とマフィアの争いもどうなってしまうの…!?とハラハラします。
次巻でついに全面戦争っぽいので、どうなることか…!!!
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