「罫線上のカンタータ」あらすじ・感想

■書籍情報

著者早寝電灯
書名罫線上のカンタータ
レーベル.Bloom
出版社集英社
出版年月日2021/08/30

■あらすじ

漫画家を目指している大学生の葉治(ようじ)は、

ひとつ上の先輩である爽人(さわと)に初めての恋をした。

爽人は人当たりがよく穏やかな性格をしているが、

いつも手袋をしている理由を誰にも話そうとしない。

「手紙を書くのが苦手」だと言う、

彼のその手袋の下に隠された秘密とはーー…。

裏表紙より

■カップリング

漫画家を目指す一途な後輩 × ある秘密を持つ穏やかな先輩

単行本帯より

攻:坂上 葉治

受:古賀 爽人

■感想

ランクA
二組のカップルが織りなす、「手紙」が核となる物語です。
とっても良かった…

二組は直接出会うことはないのですが、大小あるものの確かに影響しあっている、
というところが非常に巧みでした。
お話が微妙に繋がっている、という手法が大好きなので、
その点でも本作はとっても良かった、と思っています。

「岸辺の手紙」から本作品のあらゆる事象が端を発することになる、
と思うとすごくないですか。
岸辺の手紙の核も「手紙」だし…
美しくまとめられたお話でした。
 

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