■書籍情報
著者 | ほど |
書名 | フロムヘブンヘブン |
レーベル | gateau comics |
出版社 | 一迅社 |
出版年月日 | 2021/08/20 |
■あらすじ
高校三年の卒業式、片想いをしていた
同級生・藤田から突然の呼び出し。
誰にもバレるわけがないと思っていた想いが、
まさかの本人にバレてしまった…
慌てる林だったが、どういうわけか卒業式の一週間後、
藤田とセックスすることになってーー?
毎日「好き」になって、いつだって
天国に連れていかれるみたいに「幸せ」。
ほど渾身のデビューコミックス。
裏表紙より
■カップリング
無口な無自覚イケメン攻め × 一途で健気な受け
単行本帯より
攻:藤田 武
受:林 直和
■感想
ランク | S |
最高最高最高!!!
はじまりからとても引き込まれて、
一話を読み終わった瞬間、これはぜったい名作…!!と
予感したのですが、見事に的中です。
大好きな一冊になりました。
あらすじにプラスして、一話目を紹介します。
片想いしていた藤田から、ムリヤリ気持ちを聞き出されて、
終わった…と思っていた林。
けれど、彼の意に反して、藤田は告白をOKしてくれる。
その一週間後にセックスをする約束をし、
約束の日に、約束通りに抱き合った二人。
これで最後だと思っていた林。
けれどまた、彼の思いとは反対に、
藤田はセックスのあとで食事をしたり、
その足で海へ行こうと誘ってくれたりする。
藤田の真意は…
という感じです。
一話目はまだ藤田のスパダリ力(ぢから)が弱いのですが、
二話目以降がめちゃくちゃすごい。
男前攻、いい…
具体的には、二話目の看病、そしてマスクキス。
三話目、出会い頭の「会いたかった」、ホテルでの「触りたかった」
というストレートな物言い。
四話目、デートの別れ際、誰もいない駅での不意打ちのキス。
などなど。
もー、とにかく藤田がカッコよかったです。
理想の攻というか、やられたら落ちちゃう行動を
ばんばん実行してくれるのが私的にとても良かったです。
さて、受の林くん。
そもそも叶うはずがなかった恋、という思いもあるのか、
ひたすら健気で可愛いんですよね…
きちんと付き合うことになってからも
藤田への気遣いを忘れず、藤田推しとも言える態度も変わらず。
それでも藤田と付き合って「もらっている」という考えが
どこかにあったのだろうと思います。
その気持ちが暴走してしまって五話ではあわや…
となったところを、さすがの男前パワーで
藤田がすぐに軌道修正してくれます。
この五話を乗り越えて、やっと二人は本当の意味で
対等にお付き合いができたと考えると、
本当に良かったよぉ…!!と思えました。
とまぁ、ひたすらに二人がお互いを見つめ、
お互いを想い、お互いのために行動する、
二人のためのラブストーリーです。
幸せな気持ちになるので、とってもおすすめ。
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