「暑い夏、ぼくらは。」あらすじ・感想

■書籍情報

著者恋煩シビト
書名暑い夏、ぼくらは。
レーベルmarginal comics&h
出版社双葉社
出版年月日2021/07/09

■あらすじ

推しアイドルへ貢ぐため、

怪しい高額バイトをすることになった大学生の榊丈一郎。

その内容は、”先生”と呼ばれる男性の目の前で、

彼の愛人を抱くこと。

しかもその愛人・菜月冬真は”ハジメテ”らしい。

戸惑いつつも、妖艶な冬真に魅せられて

肌を重ねる丈一郎だったが、

冬真のことを知れば知るほど、彼を好きになってしまって…。

背徳感あふれる、ほろ甘い真夏の初恋物語。

裏表紙より

■カップリング

純情な年下ワンコ大学生 × 愛人なのに”ハジメテ”な健気美人

単行本帯より

攻:榊 丈一郎

受:菜月 冬真

■感想

ランクA
恋煩シビトさんは、その耽美な作画に反して(?)
お話に可愛らしさが散りばめられているところが魅力だなぁと思っています。

今作では、丈一郎と冬真の関係がそれにあたると思っています!
先生とふたりきりの閉じた世界しか知らなかった冬真が、
丈一郎と触れ合うことで、未知の気持ちに気付かされていく、
その描写が初々しくてとても可愛らしかったです。

今作は完全なコメディではなく、先生と冬真の怪しい関係、
その関係に至るまでの経緯がややシリアスに描かれており、
ともすれば薄暗くなってしまいそうな今作を
丈一郎が清涼剤となってくれています。
二人が丈一郎を選んだことで、二人は新しい関係を結ぶに至り、
どちらも悲しい結末を迎えずに済みました。
それどころか、前を向いて歩き始めたんです。
いや~~~丈一郎、無自覚だろうけど良い仕事した…!!!

一方、先生がとっても気になっています…!!
スピンオフで先生受、始まりませんかねマージナル様…
先生にも、ワンコな彼氏が必要だと思うんですよ…!!!
それか先生以上の包容力を持つスーパーダーリンが…!!!
 

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