「はだしの天使」あらすじ・感想

■書籍情報

著者野ノ宮いと
書名はだしの天使
レーベルBBC DELUXE
出版社libre
出版年月日2021/06/10

■あらすじ

舞台は現代イギリス。

靴職人のターナーは、

ある日”元・天使”を名乗る

不思議な青年・ベニーに出会う。

裸足のベニーを心配したターナーは、

彼のために靴を作ってあげることに。

しかも制作にかかる数ヶ月間、

ベニーはターナーの家で

暮らすことになって…!?

裏表紙より

■カップリング

世話焼き靴職人 × ワケあり天使

単行本帯より

攻:ターナー・ウィルソン

受:ベンジャミン(本名不詳)

■感想

ランクB
天使の無知ぶりが可愛くって愛おしい…!!!!
という一言に尽きる作品。
靴を知らない、シャンプーを知らない、フォークの使い方を知らない…
人の魂を運ぶ役割をもつ天使でありながら、
人界のことをまるで何も知らない彼は、それこそ赤ん坊のよう。
「今日のトマト…すっぱい…」とかさ~、赤ちゃん…

そんな無垢な彼が靴職人の攻と出会い、共に暮らし、
目的を見つけ、旅に出て、再び攻の元へと帰ってくるまでを、
静かに優しく描いている作品です。
特別な事件やドラマはないけれど(天使が人界に堕とされたのは置いておいて)、
二人の生活の中に流れる穏やかな時間が、暖かくて愛しい。
 

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