「ハートなんていらない」あらすじ・感想

■書籍情報

著者箱石タミィ
書名ハートなんていらない
レーベルmimosa
出版社リイド社
出版年月日2021/05/24

■あらすじ

恋って どうやって するんだろう

平穏で平和な毎日を過ごしている英語講師・朝比奈(あさひな)。

ある日カフェでランチをしていると、英語が話せないながらも

通りすがりの外国人のトラブルを解決しようとしていた青年・滝居(たきい)と出会う。

解決後、滝居はいきなり「触らせてもらえませんか!」と言ってきた。

ノリも性格も違う、年の離れた”友達”に戸惑いながらも、彼との交流は楽しくて…

裏表紙より

■カップリング

陽キャ美容師 × 恋を諦めた英語講師

単行本帯より

攻:滝居 鳴

受:朝比奈

■感想

ランクA
今週の「陽の者×陰の者」の一冊です!
もう…最高です…
根幹の設定が同じ作品、というのは、それこそ星の数こそあるのに、
やっぱり何度読んでも好きですね~

今作は、受けた質問はどんなものでも必ず返答する
(というよりも断り切れない)とってもまじめな攻よりも一回り年上の受と、
理想の髪を持った受が気になって仕方ないコミュ強の攻のお話です。

攻のお誘いを断り切れずなんやかやでデートしてしまったり、
しかもそれを楽しいと感じて、どんどん攻に惹かれていってしまうも、
過去の経験からどうしても最後の一歩を踏み出せない受が
いとしくて可愛くて、そして切ないです…!

攻も攻で、めちゃくちゃにいい子なんですよね…
やんわりとしていながらも、まぉまぁ強引ではあるんですが、
受を気遣い、大切に扱って、感謝の気持ちを決して忘れない、
はちゃめちゃにデキた男なんです…
今までに(友人として)付き合ったことのないタイプの受に
興味が沸いて猛烈アタックするうちに、追い掛けるタイプの恋を初めて知って、
戸惑っちゃう…ていうね…最高か…

2人がお互いのことを意識して、
生活の中のふとした瞬間にお互いを思い出してしまったりだとか、
ありふれているけれど、確かに恋をしている瞬間を集めたような、
そんな素敵な作品です。

読者目線では、
「どう考えても二人は両想い!なのに受の気持ちも分かるから歯がゆい~!!」
てなるのですが、そこも楽しめてしまえると思っています!

ところで、受の下の名前が出てこない…?気がしています。
最後までお互いを名字で呼び合っているし…気になる。
 

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