「機械兵士と愛あるブレックファースト」あらすじ・感想

■書籍情報

著者風祭おまる(挿絵・古藤嗣己)
書名機械兵士と愛あるブレックファースト
レーベルB-BOY NOVELS
出版社libre
出版年月日2021/02/20

■あらすじ

「不自然ではありません。我々はセックスするべき関係です」

戦争の終わった平和な世界。

失業中の機械整備工・ジェフリーは廃棄されていた機械兵士を拾った。

気まぐれに修理してみたらなんと家事スキル最高!

彼の焼くアップルパイは絶品!

ジェフリーにとって大事な存在になった彼だけど、

彼はジェフリーを抱きたいと性器まで増設してきて…!?

絆されるジェフリーだがHの絶頂までをカウントダウンされるなんて

ロケット発射じゃないんだよ!?

イチオシの異種ラブストーリー。

裏表紙より

■カップリング

攻:廃棄された元戦闘用機械兵士・リアム

受:戦争終結により失業した機械整備工・ジェフリー東谷

■感想

ランクA
最高最高最高。
伝わらないことを前提で書くのですが、

サモンナイト3のヴァルゼルドを彷彿とさせる出会いなんですよね…
PS時代はヴァルゼルドエンドが無くって、
ヴァルゼルド×レックスを夢見て悲しんだ覚えがあります。

さて、今作は機械兵士×おじさんというカップリングからして
美味しすぎるものなのですが、内容も素晴らしかったです。

まずは受…メカニックとして軍属するも、戦争の終結により
お役御免となり解雇された42歳の中年です。
まず話し方が可愛いんですよねぇ…!!
語尾を伸ばす癖がなんとも可愛らしいおじさんを演出してます…!
声にするときっとこんな感じ、とイメージできてしまうところがすごい。
生活面はだらしなく、やや自分勝手で子供っぽさも残りつつも、
仕事の腕は優秀、そして仕事相手のアンドロイドたちに
人間同等に接する大らかさを持つ、愛すべき人間です。
彼が、リアムを伴侶として受け入れていく過程の感動を
ぜひ分かち合いたいと思っています…!!!

そして攻。
戦争のために製造された機械兵士であり、
彼もまた受と同じく戦争の終結により不要となり、
廃棄処分となったところを受に拾われる、という経緯があります。
機械ならではのロジカルな思考、受け応えはまさにアンドロイド…!
これこれこういう融通の利かなさとか、醍醐味だよね~!とうれしくなります。
機械であり、人間ではないために感情を持たないと
自分で発言していますが、とてもそうは思えない態度・セリフがたまりません。
甘く低い、と評されている声…(勝手に森川智之さんで再生してますが、)
そんな声で色々言われたらねぇ…そりゃ落ちちゃいますよ…!
彼の受に対する思いが分かる、受との過去のやり取りがまたね…
そしてそれを経ているからこその、受への絶対の愛…最高すぎませんか。

アンドロイド攻がお好きであれば、絶対に後悔しない作品だと思います!
ので、ぜひぜひこの感動を一緒に分かち合いましょう…!!

 

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