■書籍情報
著者 | 衿先はとじ |
書名 | 騙されません、恋なんて |
レーベル | Charles Comics |
出版社 | メディアソフト |
出版年月日 | 2021/08/15 |
■あらすじ
「誰にも選ばれなかった」
2人が出会ったら…
”特別”な恋の始まり。
βの伊折(いおり)は、これまで
Ωの恋人をことごとく
”運命の番”のαに奪われてきた。
「αなんて大嫌いだ!!」とあれていたある日、
アルバイト先のバーに、
同じくα嫌いだと言う竹尾(たけお)がやってくる。
意気投合した2人は、その日のうちに
一夜を共にすることに…。
しかし翌朝、竹尾から
自身がαであると打ち明けられ、
セフレにならないかと提案される!
伊折は渋るが、αでありながら
”α嫌い”を自称する竹尾には、
何やら事情があるようでーー?
裏表紙より
■カップリング
ミステリアスなスパダリ(α) × 流されがちな不憫(β)
裏表紙より
攻:竹尾 誠司
受:須賀 伊折
■感想
ランク | A |
α×β、好きだわ~…
オメガバース世界においては当て馬やらよき理解者やら部外者どまりに
なってしまいかねないβが、αに愛される…てめっちゃロマン。
βはβで、この人にはいつか運命の番が現れるかもしれない…
て怯えるのだけれど、幸せな「今」に少しでも浸っていたい気持ちの間で
揺れてしまう…とか、良くないですか!?
本作は、αの運命の番は…?というところがポイントです。
お話的にハッピーエンドで終わっても、
その後を考えると不穏なのでは…?ということはなく、
今後ふたりは幸せに暮らすだろう、と思わせてくれる
明確な根拠があるのでご安心を。
一度読み切ってから、もう一度読み直すと、
はぁ~なるほどねぇ~…と、誠司さんのセリフと行動に納得します。
一度「底」を舐めた人だけれど、価値観をアップデートできたのだから、
過去を背負いつつも幸せになってほしいなぁと素直に思いました。
てか誠治さんの涙、かわ…
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