「紙の舟で眠る 上・下」あらすじ・感想

■書籍情報

著者八田てき
書名紙の舟で眠る 上・下
レーベルCanna Comics
出版社プランタン出版
出版年月日2024/01/15


■あらすじ

 戦後、横浜。

元・天才脚本家の憬は、もう筆をとらないと決めていた。

脚本のモデルにした人物が、必ず不幸になるからだ。

ただ死を待っていたが、ある日、

生きる理由が現れてしまった。

 それは泥酔していた憬を、居候先の娼館で介抱してくれた燿一。
彼の無邪気さと妖艶さに、惹きつけられずにはいられず、
どうしても燿一を書きたくなる……。
他の誰を犠牲にしても、何を犠牲にしても、
燿一だけは不幸にしないと誓うがーー。

上巻・裏表紙より

 戦後・横浜。
娼館の居候・燿一は、北原憬脚本の映画に、人生を与えられた。
北原作品を観あさってカメラマンを志し、写真館の助手となる。
ある日、泥酔していた男に声尾をかけた所、
それが何とあの北原憬で……。
 憧れの人と、夢のような日々を過ごすことに。
だが、増していく恋慕とは裏腹に、
憬と己の埋められない才能差を感じ、憬の存在は遠のくばかり。
燿一のやり場のない恋心は、
いつしか、彼との心中を望むまでにーー。

下巻・裏表紙より

■カップリング

攻:モデルに不幸が訪れることから筆をおいた天才脚本家・三上 燿一
受:娼館に身を寄せるカメラマン志望の青年・北原 憬

■感想

ランクB
 
 


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