「狼の花嫁 4」あらすじ・感想

■書籍情報

著者りゆま加奈
書名狼の花嫁 4
レーベルDARIA COMICS
出版社フロンティアワークス
出版年月日2021/10/20

■あらすじ

ーーついに戦が始まった。

ゼスはルーイの身の安全を王に直訴し、

前線へと赴くことに。

だが、残されたルーイは、戦の引き金となった

兄・アズラクの蛮行の責任を追及される。

ゼスが無事戻るのをこの国で待ちたい、

そのためならなんでもする、と嘆願したルーイは、

第一王子のハシにその覚悟を試されーー…。

大切なものを守り戦う、第4巻。

裏表紙より

■カップリング

攻:優しく高潔な武人でもある狼の国の第二王子・ゼス

受:ゼスとの政略結婚を命じられた西の国の第六王子・ルーイ

■感想

ランクA
狼の花嫁も4巻ですか!すごい!
あとがきで作者様も「いつ終わるんだ」とおっしゃっていましたが、
まだまだ終わりが見えないようです。
戦の終わりは見えたように思いますが、
ルーイの願いが叶ってしまうと、戦が終息しなくなってしまうのでは…?
という危惧もあります。
戦が収まらないと、ゼスとルーイのラブが進展しないよぉ…!!!

そう、今作は全くと言っていいほどBのLはしておりません。
とはいえ、お話は面白いです!!
世界観が出来上がっているからこそなせる業ですね。

狼の国の現状や、ルーイの兄・アザラクが引き起こした事態の重大さを
ルーイに知らしめることになり、彼はまた思い悩むのですが、
彼の誠実さ・直向きさが小さな実を結ぶことにもなりました。
戦を引き起こしてしまった疫病神として忌み嫌われる立場になったルーイが、
その小さな実を頼りに、狼の国で祝福されるその日が一日でも早く
来ることを祈らずにはいられません。

直截的なBL展開はなかったものの、
だからこそ、ゼスとルーイがお互いを想い合うシーンが際立ちましたね!
戦に出ることになったゼスに、ルーイが持たせた刺繡の布に
不器用に刻まれた無事を祈るおまじないを愛しそうに見つめるゼス…
こっそり忍び込んだゼスの部屋で、ベッドに残る彼の香りに
想いを募らせるルーイ…
遠く離れても想い合ってるって、素敵。

5巻、どうなるんだろ~~~~!!!
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました