■書籍情報
著者 | 吉井ハルアキ |
書名 | 愛と呼ぶにはまだ青い |
レーベル | Charles Comics |
出版社 | メディアソフト |
出版年月日 | 2021/05/15 |
■あらすじ
至って普通のリーマン、猿渡巧(さるわたりたくみ)は仕事帰りに
友人の犬伏基樹(いぬぶしもとき)といつもと変わらぬ
他愛ない会話をしていた。
…はずなのに、
なぜか生まれて初めて
友人(男)からキスをされている!?
しかも、「俺はずっと、かわいいと思ってた」と
基樹からカミングアウトまでされて、
驚きと戸惑いを隠せない巧は、
思わず心ない言葉を投げて拒絶してしまう。
このまま終わってしまう関係と思われたが、
「友人やめるつもりないからな」という巧の
言葉から事態は思わぬ方向へ…!!?
裏表紙より
■カップリング
一途な美容師 × 無自覚リーマン
単行本帯より
攻:おおらかだけどちょっぴりヘタレな美容師・犬伏基樹
受:モラハラ気味のリーマン・猿渡巧
■感想
ランク | C |
「その恋、自販機で買えますか?」の吉井ハルアキさんの新作…!
ということで購入しました。
「その恋~」は大好きな作品なのですが、
今作はちょっと自分には合わなかったかも!という気持ちです。
友人でいたい受と、彼に振り回される攻、という構図なので、
ともすれば攻の切ない心情にきゅん…となるはずなのですが…
受が自分勝手で傲慢な無自覚モラハラ男だったため、
(ノンケの男性の心情としてはリアルなのかも?という見方もありますが)
そこが僕としてはちょっと受け付けなかったな…と。
ただ、受の赤面は正直可愛いです。(黒髪短髪さいこー)
攻の視点で描かれていれば、もう少し印象が変わったかなと思っています。
この作品(に限りませんが…)、受の視点でお話が進んでいくので、
今作の場合だと、基本的にはノンケの葛藤物語になっています。
攻の心情は、受ほど出てこないというか、彼のセリフのみで表現されがちなので、
私的にはそこがもう少し知りたかったかなと思います。
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