「恋するインテリジェンス 9」あらすじ・感想

■書籍情報

著者丹下道
書名恋するインテリジェンス 9
レーベルRINX COLLECTION
出版社幻冬舎コミックス
出版年月日2021/11/24

■あらすじ

N国外務省では色仕掛け任務のため、

男性分析官は男役と女役に分けられ「バディ」となり組織的にH訓練を行っている。

外務省国際情報統括官組織 第二国際情報室所属・118期の春日奏生は

クールでノーブルなビジュアルの持ち主だが超毒舌家の一面を持っている。

そんな春日のバディは楚々とした佇まいで規律正しいリアリストの木菜会梨緒。

過去のトラウマからどうやら二人の関係はうまくいっていないようでーー!?

裏表紙より

■カップリング

攻: 春日奏生

受: 木菜会梨緒

■感想

ランクS
最高最高最高。
ちょっと待って…え?最高。

一言で表すのであれば、今作は「クズ男の初恋」だと思います。
クズ男と切り捨てるにはちょっと可哀そうではあるのですが、
要約するとそんな感じ。
ぜーーんぜん眼中になく、むしろ「ハズレ」だとさえ思っていた木菜に、
話を追うごとにどんどんハマっていってしまって、
でもそれがどうしてかなのか理由が分からず混乱する春日が
ほんと~~~~~にカワイイ。
どちゃクソ遊び人の春日が、ですよ。
交友関係も人脈も僕じゃ想像できないくらい広くて
セックスなんてそれこそ飽きるほどしてるだろう男がですよ。
知らなかったんです。恋。
だから、木菜の一挙手一投足が気になる理由も分からないし、
木菜が自分の友人と約束を取り付けたことが気に入らない理由も分からない。
研修中に、木菜の素顔を見たときにそれまでしたことないだろうくらい慌てて
研修のストップを叫び出す。
いやーーーー…
ほんともう、初恋に戸惑う姿が、カワイイ。
これ、ぜひぜひ、共有したい。伝わってくれ~~~~!!!

そして木菜がね…
一途で健気で…ほんともう応援したくなってしまう。
というか読みながらずっと木菜を応援していた。
木菜はこれまでの経歴から自己評価が低くて、
人一倍頑張り屋さんなんですよね。
(同僚達はもちろん、彼の努力も能力も認めてる。そこは救い…)
皆の足を引っ張らないように、邪魔にならないように、って
頑張る姿がも~~~~…いじらしくて…
木菜のあらゆる頑張りが結実してほしい。

9巻は118期の過去編だったんですけど、
このままいけば、10巻は春日×木菜の現代編になるはずなんです。
おそらく、過去から現在にいたるまで木菜と春日って
ノーエッチなんだと思っています。
10巻で春日の本懐は遂げられるのか…!?
続きが早く読みたい~~~~~!!!

でも正直な話をすると、キャラが覚えられない~悔しい。
だから、恋するインテリジェンス、ちゃんと読み直したい…!
そのためにも、この年末年始、蔵書を整理して、
恋するインテリジェンススペースを作り出すぞ…!!
 

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