「彼と彼のふしぎなひみつ」あらすじ・感想

■書籍情報

著者平喜田ゆや
書名彼と彼のふしぎな秘密
レーベルChara COMICS
出版社徳間書店
出版年月日2021/11/10

■あらすじ

お互いのふしぎな力に癒される青年たちの、

ハートフルラブストーリー♡

触れたものを適温に温めることができる、ちょっぴり不思議な力ーー

お客さんに内緒でその力を使い、マッサージ師として働く大住(おおすみ)。

ある仕事の帰り道、突然脳内に知らない男の声が!!

なんと道端で倒れていた男・森園(もりぞの)が、

テレパシー能力で助けを求めてきたのだ。

仕事のストレスで普通の声が出なくなり、

必死にテレパシーを送っていたらしい。

この心の声を聞き届けてくれたのは、

大住さんが初めてですーー

お客として店に通うようになった森園と、

互いの秘密を共有し合う仲になって!?

裏表紙より

■カップリング

脳に直接語り掛けるテレパシー能力 × 触れたものを温める能力!?

単行本帯より

攻:森園 実央

受:大住 颯真

■感想

ランクA
平喜田ゆやさん、大好き…
だから新刊がとっても嬉しい!!!

今回は、触れたものを温める不思議な力を持つ大住さんと、
特定の人にしか届けられない第二の声を持つ森園くんのお話。
いや~~~~~~
あったかくってかわいくって、でもちょっぴり切なくって、
平喜田さん~~~~!!!!
と拝み倒したくなるくらい素敵なお話でした。

大住さんは、能力があることで母親に拒絶されてしまったことから
自分の能力にどこか後ろ向きな気持ちを抱えていたのですが、
森園くんと出会い、彼との距離が近付くにつれ、
自分に能力があって良かった、と思えるほどに考えが変わっていきます。
価値観が森園くんによって変えられたんですね。
森園くんとの恋で、だんだんと変わっていく大住さんが
とっても可愛いんです…!!!

森園くんもカワイイ…
森園くんは、大住さんに救われた人です。
それは物理的にも精神的にも、です。
彼は、自分の第二の声が亡くなったお祖母さん以外に、
誰にも届かないことに苦しんでいました。
仕事のストレスで肉声が一時的に出せなくなり、
急性アルコール中毒で倒れていたところで、
第二の声で助けを求め続けていました。
それを聞きつけて助けに来てくれたのが大住さんです。
森園くんにとって、それはどれだけの救いだったか計り知れません。
そりゃ…運命感じちゃうよね…

見てくださいこの表紙の嬉しそうな顔。
おそらく森園さんに温めてもらっているんでしょう。
でっかいワンちゃんみたいに嬉しそうにしてますよね。
なんてこと…カワイイ…
かわいいかわいいカップル、最高かよ…
 

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