■書籍情報
著者 | ITKZ |
書名 | 巨人族の花嫁 3 |
レーベル | Glanz BLcomics |
出版社 | 彗星社 |
出版年月日 | 2021/05/18 |
■あらすじ
元の世界に帰るーー。
契約の期間が迫り、カイウスとの別れを選択した晃一。
しかし、別れの寸前、呪文を唱えるカイウスの身体が透けていることに気付く。
その理由を聞けないまま、離れ離れになってしまった2人。
一体カイウスの身に何が……。
そして、戸惑う晃一の前に現れた救世主とはーー!?
裏表紙より
■カップリング
巨人族の王子 × 現代の男子校生
単行本帯より
攻:カイウス
受:水城 晃一
■感想
ランク | S |
2巻が、元の世界に戻るか異世界に留まるかの選択を迫られた際に、
異世界に留ることで母親の死因が変化してしまう(母親の死を無意味にしてしまう)ことを
是としなかった晃一が、元の世界に戻ることを決意したところで終わりました。
3巻はその続きです。
晃一と決別する際の、カイウスの最後の言葉が…もうなんともはや。
いやーもう…何を書いてもネタバレになってしまうので、
どうしようかなと思ったのですが、書かないとどうにもならないので書きます。
晃一を元の世界へ送り返した後に待つカイウスの宿命を知り、
バロの説得に後押しされた晃一は、異世界に留まることに決めます…!
ここのバロの叫びには、もう…バロ、GJとしか言いようがありません。
自分という存在が、誰によって生かされてきたのだろうと、
もう存在しない人に義理立てし続けるのではなく、
その人に自分がいかに幸福であるかを見せてあげられる方がずっといいと思います。
そのあたりもきっちり救済していて、
晃一の唯一のといっていい心残りが解消したのが、とても良かったです。
本当にカイウスは晃一を心の底から愛していたんだな…て
改めて男前ぶりを見られたのも、とっても良かった。
ということで、晃一は正式に巨人族の花嫁となることを受け入れました。
下腹部にその印が刻まれたのがえっちですわね…
さて、花嫁になったからには、次に望むのは…?というところから
新たな旅が始まることになります。
そのきっかけがきっかけなだけに、そんな理由~!?となるのですが、
晃一が力強くその欲望を絶叫したように、彼にとっては大事なこと。
夫婦になって初めての課題解決の旅の結末が、今からとても楽しみです!
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