「不機嫌なDOUDOU」あらすじ・感想

■書籍情報

著者高乃トキ
書名不機嫌なDOUDOU
レーベルmimosa
出版社リイド社
出版年月日2021/09/24

■あらすじ

サラリーマンの浅木(あさぎ)は、

大好きなキャラクター・ドッキーの

制作会社で働いている。

過去のトラウマのせいでドッキーが好きなことを隠してきた浅木。

しかし体調を崩して早退した日、浅木の家を訪ねてきた同僚の岩本(いわもと)に

ドッキーで埋め尽くされた部屋を目撃されてしまう。

今まであまり交流のなかった岩本に秘密がバレて動揺するが、

彼は全く気にしてない様子で

浅木の過去をかき消すような言葉をかけてくる。

岩本のぶっきらぼうな優しさのおかげで、周りを気にせず、

徐々にありのままの自分で

いられるようになった浅木は

岩本に惹かれていくがーー

裏表紙より

■カップリング

ありのままの自分をまっすぐ見てくれたぶっきらぼうな同僚 ×

 臆病な秘密を抱えたサラリーマン

単行本帯より

攻:岩本 拓海

受:浅木 悠太郎

■感想

ランクA
あ、あわわ…かわいいお話…!!!
展開こそかわいいんですけど、
元カレの影響で自分が好きなものを押し隠すようになってしまった浅木が
岩本の言葉によって救済されて前を向けるようになるお話でもあります。
ただ、浅木が隠し通したかったことは、実は周知の事実であったりして、
自分が気にしすぎていることなんて、大したことなかったりするんだよね、
ということも教えてくれる素敵なお話です。

そう、岩本が男前なんですよね~…
はぁ…好き…てため息ついちゃう。
登場シーンこそ印象は悪いんですけど、その後の巻き返しが凄すぎます。
トラウマを引きずる浅木の「好き」を肯定する言葉達は力強くも優しく、
浅木への気持ちを自覚して耳まで真っ赤にした照れ顔はかわいらしく、
かと思えばキスシーンやセックスシーンで雄の顔を見せるし…
好きだ…

高乃さん、これが初コミックス…だと思うんです。
ググってもこの単行本しか出てこないし…
でもこの絵柄、どこかで見たことがあった気がして…
気のせいかしら。
でもとっても好きな絵柄です。

ちなみにタイトル。
DOUDOUは、ドゥードゥーと発音し、
フランス語で「ぬいぐるみ」という意味だそうですよ。

あと、ドッキーの相棒のロッキー探しが楽しい。
 

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