「リトルローズハウスへようこそ」あらすじ・感想

■書籍情報

著者幸田みう
書名リトルローズハウスへようこそ
レーベルihr Hertz series
出版社大洋図書
出版年月日2021/09/15

■あらすじ

花だけじゃない

目を向けてこなかった

色々なものに

俺はここで出会うんだろうな

起業失敗→仲間に逃げられ→恋人にフラれる。

どん底に落ちたリュウイチは、思いつくまま海外に飛んだ。

そこで出会ったのが、ノア。

営む宿へなかば強引に連れられていく。

なれなれしく世話を焼かれ、

スキンシップの近さに調子がくるわされっぱなしだ。

「僕はリューイチのこと好きだよ 恋人になりたいって意味でね」

自由気ままなノアの言葉は冗談なのか・本気なのか…

わからないまま二度もキスされてーー!?

裏表紙より

■カップリング

攻:町外れにある小さな宿「リトルローズハウス」を営む青年・ノア

受:仕事も恋愛も上手くいかずに自棄になって海外へ飛んだ男・岐崎 隆一

■感想

ランクA
幸田みうさんも好きだ~
前作の「十年後にあがった、あの日の雨。」もそうでしたが、
今作も再会ラブ。
過去の運命的な出会い(リューイチはほとんど忘れてましたが…)、
何もかも上手くいかなくなってしまって逃げ込んだ先で
その頃とは変わってしまったリューイチと変わらなかったノアの再会、
なーんてドラマチック…!好きだ。
僕もすべて放り出して旅に出たくなってしまいます。

可愛いお宿のリトルローズハウスも素敵です。
海外に行ったことはないのだけれど、
田舎町でのんびり過ごすなら、こんなところが良いなぁって思っちゃいました。
今作、背景がとても綺麗ですよね。
リトルローズハウスのバラ園の美しさ、
田舎町のどかな空気、
2人が出会った池のキラキラとした輝き…
リューイチがおそらく今までの生活で見逃してきたであろう
日々の「美しさ」のようなものが表現されているように思います。

あとは…マシューが可愛かったですね…
ニワトリ抱いてるところなんてソーキュート。
マシュー、あれ…リューイチに恋愛感情抱いちゃってますよね…
学校の好きな人も先生、って言ってたし、年上好きの業を背負ってると見た。
 

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