■書籍情報
著者 | 波真田かもめ |
書名 | アンラッキーと恋の嵐 |
レーベル | fleur comics |
出版社 | メディアファクトリー |
出版年月日 | 2021/10/15 |
■あらすじ
自分の運の悪さを自覚している春人は
近所のお弁当屋さんの看板店員を推しと崇め、
日々のツイてなさを慰めていた。
彼と、どうこう
なりたいわけじゃない、
見てるだけで幸せーー…
そう思っていたのに、ある夜、
推しの彼・灯と嵐に遭遇すると
一気に客と店員以上の関係になってしまい…!?
裏表紙より
■カップリング
11歳年下 硬派なイケメン店員 × 不運体質リーマン
単行本帯より
攻:大浪 灯
受:木野森 春人
■感想
ランク | A |
やっぱりアンラッキー受、ちょっと流行ってる…?
この数週間で何冊かあった気がするんですけど…
ともあれ…
今作はお弁当屋さんで働くちょっと不愛想なだけど
硬派でかっこいい看板店員さんと、
日々の不運に悩まされつつも、不運体質そのものに絶望はせず、
共存するものと捕えているサラリーマンの恋のお話です。
仕事に疲れた夜、タイプ(推し)の店員さんの顔を見、
わずかなやりとりと彼から手渡されるお弁当に癒される日々…
こういう日常にありそうな出会いって良いですよね。
本作の攻、春人のアンラッキーに巻き込まれても
一切嫌な顔をしない男前年下攻です。
良くないですか?年下なのにこの胆力。
若さゆえの素直さ・正直さはあるものの、
失礼なことをしたらすぐに謝れる潔さに礼儀正しさを持ち合わせていて、
はぁ~こんな年下がいて交流しちゃったら好きになっちゃうじゃん…
恋愛経験の少なさゆえの必死さとか、誠実さとか…
ねぇ好きになっちゃうって…!!!!
灯くんがこんな正確になったのって、おそらくとある挫折からだと思うのですが、
でもそれだけでこんな好青年になるか!?と考えると、
やっぱり往来のものなのかなぁと…
好きだ。
受の春人も、とてもいい子ですね。
感想冒頭のとおり、不運体質に泣かされることはあるものの、
そこに絶望はしていなくて、自分の体質と受け止めて、
付き合っていこうとしているところがすごく前向きだなと。
こういうところを灯くんは好きになったのだと思う…!
アンラッキーなんて、恋の嵐で吹き飛ばしていってね…!!
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