「のら猫の食卓」あらすじ・感想

■書籍情報

著者
書名のら猫の食卓
レーベルBBC DELUXE
出版社libre
出版年月日2021/06/18

■あらすじ

リーマンの潮田(しおた)は道すがら、

空腹で今にも倒れてしまいそうな男と遭遇する。

この腹ペコ男、偶然にもかつてバイト先で

可愛がっていた後輩の鈴屋(すずや)だった。

これも何かの縁と、長年の独身生活で培った

自炊力を発揮したところ

すっかりなつかれてしまいーー!?

懐に入ってきたかと思いきや、ふらりと消えてしまう。

のら猫みたいに気まぐれな鈴屋の存在は、

潮田の中で気が付けば大きくなっていてーー…。

裏表紙より

■カップリング

気まぐれで掴めない年下 × お節介焼きほだされリーマン

単行本帯より

攻:鈴屋

受:潮田

■感想

ランクB
よつもじ。でおなじみの暮さんの新作ですね。
表題よりも、実は同時収録の別作品の方が好きです。

表題のカップルともつながりがあって、
彼らがその昔勤めていたバイト先の先輩が受です。
先輩が時を経て喫茶店を開業し、
その喫茶店にやってきたお客さんの一人である
カメラが趣味の大学生が攻。

大学に入学して新しいことを始めたくなった攻は、
(おそらく思い付きで)カメラを買ったことで、
山や海、美しい景色の写真を撮ることが趣味になる。
そして、カメラを買ってから程なく、彼にはもう一つの趣味ができる。
それは、うまく撮影できた写真を、
お気に入りの喫茶店の店長(受)に見せることだった。

自分が撮影した素人同然の写真を、受が楽しそうに眺めてくれることが、
そしてその写真を喫茶店に飾ってくれることが嬉しい攻。
受が喜んでくれる顔をもっと見てみたい、という気持ちが高まり
いつしか彼は、こっそりと受の顔を撮影するようになる。

ある日、攻に触発されて、受もカメラに興味を持つようになる。
自分で購入する前に、まずは攻のカメラを触らせてほしいと頼み、
操作を習っていた折、受はカメラ本体に保存されていた写真を見てしまって…

というところから始まる、大学生とおじさんの恋のお話です。
か、かわいい…
 

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